若年層市場・マーケット

経済レポート

「ぴえん」とは何だったのか

『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2020」』選考発表会が11月30日、都内で行われ、大賞には「ぴえん」が選出された。「ぴえん」とは2018年から使われるようになった擬態語で、泣いている様子を現す若者の言葉の一つである。泣いている様子を現す擬態語は「しくしく」や「ぽろぽろ」「ほろっと」など数多く存在する。泣きわめく表現としては「えんえん」や「わんわん」などは古くから使われている。マンガのように絵で感情の起伏を表現するコンテンツの中では、「びえーん」など泣きわめ...

「小さな恋のうた」は誰の唄か-SNS時代の若者の音楽消費文化について考える

■要旨 Z世代とそれ以前の世代では、音楽に対する向き合い方も異なる。例えば「ザ・ベストテン」は昭和を代表する歌謡番組として最高視聴率41.9%を記録するなど、当時の音楽トレンドを発信し、大衆文化を生み出す機能を担っていた。平成に入ってからはトレンディードラマのヒットの煽りを受け、JPOPの黄金期が到来し、数多くのヒット曲が誕生した。1975年にはカラーテレビ普及率は9割を超え、テレビが音楽の流行を牽引していった。また、90年代に入るまで1世帯当たりのテレビ保有...

若者のオタク化に対する警鐘-若者の考える「オタ活」とオタクコミュニティの現実

オタクの活動の場は時代の流れとともに変化している。インターネットの登場により、「2ちゃんねる」のような大型匿名掲示板での交流が、オタクの情報交換の場の中心となった。2ちゃんねるは、オタクたちの情報が集約される集合知のような機能を果たしていたが、匿名性ということもあり、誹謗中傷が蔓延していた。併せて掲示板のコンテクストを把握することや、自分で情報を最低限収集する必要を強いられる事が利用の障壁となっており、コミュニティへの参加者を、ふるいにかけることができていた。しかし...

「ぴえん」とは何だったのか

■要旨 『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2020」』選考発表会が11月30日、都内で行われ、大賞には「ぴえん」が選出された。「ぴえん」とは2018年から使われるようになった擬態語で、泣いている様子を現す若者の言葉の一つである。2019年にはAMFの「JC・JK流行語大賞2019」コトバ部門の1位、TWIN PLANETの「2019年ギャル流行語大賞」の2位、2020年にはInstagramメディア「Petrel(ペトレル)」の「2020年上半期インスタ...